8月8日、世界猫の日です。
実は、数日前から
釧路保健所さんのほうに交通事故とみられる負傷猫が収容されており、右前足が完全に麻痺で歩行困難、あごや牙が折れているよう、という状態でした。
ただし、食事は食べ、自力排泄可能ということでした。
早めに治療を受けさせたほうが良い状態で、何よりも心配だったのは、収容期限が8月8日、
延長なしという記載。
延長なしということは、8月8日までに一般譲渡されないと殺処分されるということでした。
保健所は、最近は世論を反映し譲渡に向けて最大限に努力してくださるところが増えてきました。
大変うれしいことですし、様々な制約があろう中職員さんの努力は大変ありがたいと思っております。
動物を大切にしてくれる職員さんは道の職員で、道の宝です。我々道民が守り応援していかなければなりません。
ただ、忘れてはいけないのは、基本的には保健所は、殺処分するところだということです。
保健所は、終生飼育所でもありませんし、譲渡専門施設でもありません。
人間の利益にならない、譲渡不可能、などと判断されれば、法や条例に基づいて殺処分が行われるところなのです。
まさか世界猫の日の8月8日が期限なんて、、、
すぐに釧路に行こうと思ったのですが、今の自分に保護は物理的に難しいのです。
もしこの子が殺処分となってしまえば、動けなかった自分の責任だ、と思いました。
もしそうなれば、頭を垂れて供養するしかないと思っておりました。
自分には、ツイッターをリツイートするくらいしかできませんでした。
気になってツイッターを見ていると、
なんと本日、ボランティアさんが引き出してくださったというツイートを見つけました。
あぁ、、、誰かが、、、、、この子の命を背負ってくださったんだ。。。
この子を生かすための経済的負担、肉体的負担、時間的負担その全部を背負ってくださったんだ。。。
「奇跡」だというのは簡単です。
ただ、保護猫業界で「奇跡」を起こすためには、
誰かが、経済的、肉体的、時間的な負担を一気に引き受けなければなりません。
この子を引き受けてくださった方は、
おそらくですが、この子以外の保護猫も抱えておられることでしょう。
その中で、重篤な負傷猫をさらに受け入れようとすることは、簡単なことではなかったと思います。
本当にありがたい思いでした。
ツイッターを見る限りでは、この子をだれが保護してくださったのか分からないのですが、
もし分かれば、ねこのてかりたいとして、支援物資等送らせていただきたいと思っています。
(支援物資を受け取る意向のある保護主さんであれば、です。勝手に送ったりはしません。)
そして、ねこのてかりたいを今後拡大していったときには、
このような医療的ケアの必要な子たちを引き取り、治療後に譲渡できるようなシステムを構築していきたいと思っています。
網走周辺にはシェルターがありません。
このような重篤な子たちを受け入れられるシェルターを作りたいなぁと思っています。
世界猫の日に、思いを新たにいたしました。
負傷猫さんとその保護主さんに学ばせていただきました。
ペットシッターねこのてかりたいは、保護っ子活動を応援しています。
売り上げの一部(大部分!?)は、保護猫活動の支援に使われています。
保護っ子ちゃんが幸せになりますように。
祈るような気持ちの、8月8日なのでした。
posted by 網走ペットシッターねこのてかりたい at 19:58| 北海道 ☔|
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